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・部屋が決まったらレイアウト

最近はサラウンドのRE-MIXが多いので自宅の機材も5.1CH対応。スピーカーを5つ置けるスペースが必要。なるべくならスピーカーの横の壁は左右対称がいい。スピーカーはスタジオの定番NS-10M-studioで決まり。大きな音を出せる部屋なら新製品のMSP10は凄く良い。スーパーウーファーはSW160を検討したが音楽用には今いち。スペック表を見るとSW500と同等なのだが音質は随分違う。価格は魅力的だったが160は断念、SW500を購入した。(定価8万円)新製品のSW10の方がルックスも音も良い(定価8万5千円)と思ったが自宅で使用するならレベルやクロスオーバーを3つまでメモリー出来、リモコンでリコール出来るSW500はポイント大。

まずはフロントのスピーカーの幅、高さだが、いつもスタジオで作業してるポジションを採寸してみた。SSLのコンソールの上に置いた状況で幅がおおむね1,600ミリ(ツィーター間)。高さはスピーカーの下面までで1,070ミリだった。自宅で厳密なセッティングを求められるのも好きくないのだが、制作者側の人間としては多少の配慮は必要だろう。でIEC勧告5.1モニターのセッティングは左図のようになる。普段は好き勝手でも良いのだが、いざとなったら以下のセッティングが可能なレイアウトが良いだろう。つまり図のBが決まればあとは自動的に(勝手に)決まる。

フロント側に関して、スピーカーの向きは別として(こんなに内向きにはしてない)、ミキサー位置からの距離、角度とも普段のスタジオのモニター環境と合致するが、後方スピーカーの位置が本当にこのセットで良いのかどうかはまだ検討の余地があるような気がする。

で、この配置を部屋の中にプロットしてみる。こういう作業はマックを持ってて良かった。なにせ全部実寸でシュミレーション出来る。他の部屋に持ってゆきようの無い本棚&クローゼットの扉なども有りこの2種類のレイアウトしか出来ない。どっちも一長一短。いろいろ試してみたが、結局、少しでも対称性のある左側のプランに決定した。ただし、この配置だとProToolsや楽器のラックがいい位置に収まらない。後方のスピーカーを前と対称位置に近い場所へ若干ずらせばなんとかなりそうだ。

ちなみにIEC5.1CH Config.だと5つのスピーカーに囲まれたセンターがスイートスポット、スピーカー距離の半分来た場所をモニター位置の限度としているが、真に良いミックスの場合、聴取位置がスピーカーの外側に来てもスピーカーのある方向に音場感を感じる。ほとんどの一般家庭では置ける、置けないの問題があるのだし、後方のスピーカーセッティングはあまり厳密に考える必要もなかろう。

   

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