Sorry this page Japanese only


Pro Toolsって何?

Proが使うTool、Digital Audio Workstationの中で最も広く使われているシステムがProTools。世界中で10万台以上が稼働中。

ProToolsの標準構成
ProToolsはコンピュータ、ProToolsソフトウェア、DSPカード、Audio I/O、ハードディスクによって構成される。従来のアナログ機器に置き換えて考えると、レコーダー、エフェクター、ミキサーをすべて包括し、さらに従来の機器には置き換えられない波形編集やタイムコンプレッション等も可能だ。
また、ほぼ同じ使い勝手のソフトウェアながらハードウェア構成の違いでアマチュアレベルからハイエンドまでいくつかのバージョンがあり、予算やニーズにあわせさまざまなシステムをチョイス出来る。
Pro用システムの代表としてはPCはMACG4(最大4スロット可)、U2WSCSIカードとU2WのHD、またはIEEE1394のHD。192-I/Oによる24bit192KまでののAD/DA、17インチのApple 液晶Display、またはシネマディスプレーといった構成が一般的。プロセッサーカードが2枚のHD2、3枚のHD3が一般的。
アマチュアレベルであればG4-1G+digi002はコストパフォーマンスも抜群、作成したデータはハイエンドマシーンでも読み込み可能。ソフトウエアにPCIボード、マイクHAやファントム電源、モーターフェーダーやパンをダイレクトに操作するフィジカルコントローラーまで備えたI/O込みで驚異のプライスだ。フィジカルコントローラー部分を除いたdigi002ラックなら15万くらいで買える。



ProToolsソフトウェア
ハードディスクレコーダーとしてAudioをコンピューターのHDに記録、再生する事が可能です。この場合、1トラックあたり16BIT44.1KHzで1分あたり5Mb、24BIT44.1KHzで1分あたり7.5Mbの容量が必要です。HDに記録されたAudioは自動的に波形が表示され、自由に拡大、縮小が可能で、波形を見ながらカットしたり、移動したり、複製したり、場合によっては波形を書き換えてノイズなどを除去する事も可能です。
また、波形上にボリュームデータやFO/FI、パンニングデータを同時に表示させたりデータをペンツールで書き換える事も出来ます。
普通のレコーダー同様な操作で録音、再生、早送り、巻戻しが出来る上、いつでも任意のポイントから待ち時間無しで再生可能。
パソコン画面上にミキシングボードを表示させる事が可能で、音量コントロール、グルーピング、PAN、MUTE、SOLO、や、イコライザーやコンプも自由にコントロール出来、リバーブやDelay送りもあります。これらは時間経過とともにオートメーションさせる事も可能、各チャンネルのレベルもグラフィック表示といたれりつくせりです。マウスやトラックボールでの操作が嫌な場合はモーターフェーダーを使用してリモートコントロールするフィジカルコントローラーも純正、サードパーティ製がいくつかチョイス出来る。



PLUG-INS
従来のミキシングボードにアウトボードを接続するように、パソコン画面上のミキシングボードに各種のエフェクターを接続するようなノリで機能を追加出来るPLUG-INSも純正、サードパーティ製を含め多種多様なエフェクトを実現。
Pro Toolsのミキシング環境は、TDMバスによって支えられている。これは、Digidesign社が94年に導入したオープン・アーキテクチャーの高速データ・バス(TDMバス)で発表当時斬新的なコンセプトとして、業界に波紋を投げかけた。その一方で、ローエンドユーザー向けにはAudioSuiteというファイル・ベースのエフェクト・プラグ・インにも着手し、ホスト・コンピューターだけでもエフェクト処理が可能な環境も実現した。今日では、Waves、Focusrite、TC|Works、Lexicon、Dolbyなど、オーディオ業界のそうそうたる顔ぶれも共通のガイドラインに沿った形で、各社独自のノウハウを結晶させたプラグ・イン製品を開発、販売している。
Mu-のお薦めPLUG-IN、定番はWAVESのプラチナバンドルだが最近のお気に入りはAMP FarmやAmplitudeなどのアンプシュミレーター系だ。基本的にはLINEで接続されたギター用のギターアンプシュミレーションプラグインだが、我々エンジニアがコンプやEQ、フィルター、トランス、Delay他さまざまな機器を駆使しても中々難しいクラシックチューブアンプの音色をいとも簡単に作りだしてしまう。また、後からアンプを変えたりといった操作も可能だ。
リバーブやDelay、コーラスやフランジャー等空間系エフェクトをパッケージしたD-fxやVocal用のピッチを修正するAuto-tune、Pure Pich、タイミングを合わせるVocAlign、スタジオの定番GATEドローマーDS201をソフトウエア化したPLUG-INやStudio用高品位EQやコンプで有名なFocusrite社、d2、d3といったシュミレーションPLUG-INも素晴らしい。これらは単に定番スタジオ機器をシュミレートした域を超え、シーンチェンジやダイナミックオートメーションも可能だ。



ご質問、コメントやご助言はmu-@mu-s.comまでお願いします。