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Digi Translator2.0

メチャ忙しかった6、7月、でも、DigiTranslator2.0を導入したおかげで随分時間が節約できた。全部のプログラムが一斉に終わって8月はとても平和な日々。この機会にたまってる仕事をボチボチかたづけちゃわないとね。そーいえば何人かの人からDigiTranslatorってどういいの?よく使い方わからんケドって言われた。このソフト7万円もするのに日本語マニュアルは無いし、同梱された英文マニュアルもたいして役に立たない。

英語マニュアルをそっくり和訳しただけの日本語版pdfは以下のdigidesignのサイトにありますが、主にAVID Videoワークステーションとのデータのやりとりについて記載されており、音楽畑でよく使用するデジタルパフォーマーとのやりとりについてはほとんど記述がありません。またデジタルパフォーマーのマニュアルにもほとんど記載がないのは何故でしょう?

http://www.digidesign.com/support/docs/ja/PT6J_Docs/DigiTrans_J_CD.pdf

だいたい、マック用のソフトのほとんどはわからなくてもDefaults設定でだいたいなんとかなるものだが、こいつときたら.......。

でもぜひみんなにもお奨めしたいソフトなんでこの機会にわかってる事だけ解説しましょう。

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Defaultsの設定

Mu-の設定

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このソフト、デジタルパフォーマーで行った作業の続きをプロツールズでやる。具体的には作家やミュージシャン宅ではデジタルパフォーマーで録音&ダビングし、そのファイルをそのままもらってミックスをプロツールズでやるという流れにはバッチリです。したがってまずはデジタルパフォーマーが開いている状態でSave as OMFという作業が必要で、上の図はその際に出てくるダイアローグボックスです。同時にSave as SMFでスタンダードミディファイルも作っておけばテンポ情報や小節番号、マーカーもあとでインポート出来てとても便利です。ちなみに左上Defaultsの所にある赤い矢印のカーソルはカスタムコーサーというINITを入れて見やすい色にしています。

デフォルトだとOMF Tools/DigiTranslator 1、DigiTranslator 2.0の両方と互換性がとれるセッティングですがコレだと16ビットしか扱えません。また、デフォルトで○Export reference to existing sound filesにチェックが入っており、元々のデジパのAudioFileを参照に行くため一々設定しないと読み込まないです。そもそもDigiTranslator のマニュアル上では一々インポートするのはフツーらしいですね。僕は○Embed all audio data in OMF fileにチェックを入れ、ProToolsを起動した後でOpenSessionコマンドでOMFファイルを開きます。こうするとOMFファイルを作成する時に多少時間がかかるのとOMFファイルの容量が少し大きくなりますが一々指定しなくても全部のファイルをさくさくとProTools上に開いてくれます。

□ Enforce OMF Tools/DigiTranslator 1.0 compatibilty :コレにチェックが入ってるとOMF ToolsやDigiTranslator 1.0 との互換性が確保される。→当然16ビットしか扱えないので24ビットのファイルは自動的に16ビットに変換される。また、図の左側のように下4つのオプションはグレーアウトして使えなくなる。

□ Enforce DigiTranslator 2.0 compatibilty :コレにチェックが入ってるとDigiTranslator 2.0 との互換性が確保され、直接24ビットファイルが扱えるようになる。オプションも上2つが使用可。

○Export fades as OMF effectがチェックされているとデジパで設定したFadeがそのままProTools上で使えるし、Fadeの取り消しや変更も可能。一方○Export fades as precomputed resionがクリックされているとFadeされたデータがインポートされるものの一切の変更は不可。

その下○Export 24bit audio Directly○Convert 24bit audio to16bitsはそのままの意味です。ちなみにサンプリング周波数は96Kでも192Kでも大丈夫でコレは読み込む側のスペック次第という事になります。

その下に4つのオプションがあります。□ Export clip-based automationにチェックが入っている場合、デジタルパフォーマー側でAutoReadがオンになっているフェーダー情報はautomationを含め全部きます。さてその下、□ Export original time stamps、チェック入れなくてもちゃんとoriginal time stamps付きで来るんだケド.....。逆に、□ Export all sequences□ Export all Takeだけど、コレにチェック入れても一番上に有るオーディオしかインポートされません。

それと、全チャンネル、モノラルトラックになってしまいます。右側のリージョンリストを見るとLRでステレオ扱いになってるんだケド......。ってデジデザインの担当の人に聞いたら、どーやらこのソフト、元々ステレオトラックには対応していないんですって。ま、プロツールズのステレオトラックもファイル的にはモノファイルx2ですけど....。

なんで、空のステレオトラックを必要数作成してそちらに貼り込んでリネームという作業は必要です。


もう米国ではWinterNAMM2006でDigitalPerformerもVer.5が発表されていましたが、日本ではまだDP4.62が最新。それでもファイルのエキスポートは随分変わりました。

このAAFってのが何なのか私まだよくわかってません。少なくともomfで書き出すにあたってはデフォルトのまま何もさわらないで書き出して問題無くPTで開けるようになりました。Export audiodata as AIFF やWAVにした場合、あたまからのAIFF やWAVファイルをトラック分作ってくれるのかどうかはわかりません。近日中にやってみますね。

ちなみにプロツールズ側でOMFでSAVEしたファイルをDigitalPerformerで読み込む場合はそのファイルをそのままチャンクウィンドーにDrag & DropすればOKです。

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