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□ProTools 中級 


「みんなProToolsだしぃ、買ってみたものの、何がどうなってんのかさっぱり」超初歩から勉強したいけどどうしたらいいかもさっぱり。 とは言え一からインストラクションを読むってのもなんだかなぁ。以下はそんなミュージシャンの為のプロツールズ超初歩講座。1200ページ近くあるインストラクション(Reference Manual)をざっくり100分の1以下にまとめているのでかなり省略している。より詳しくあるいは正確な情報を知りたい場合はちゃんと本家発売元AVID社純正インストラクションを読む事をお薦めする。


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<サンプリング リバーブ>

音の良いので評判のホール、スタジオ、トンネル、森、自分が気持ちよく感じる響きを収録やミックスの際に使いたい。って場合に登場するのがサンプリングリバーブ。文字通り、響きをサンプリングしちゃうので空間の響きだけじゃなく鉄板エコーやスタジオ定番のレキシコンやヤマハ、ソニーなどハードウェアリバーブに成り代わる事も可能。

元祖はヤマハのS-REV(発売当時は約1000万円)、その後ソニ-のDRE-S777(発売当時は約700万円)、DSPが沢山入っててリアルタイムに計算するんで値段も発熱量も凄かった。当時のパソコンレベルじゃそんな計算は全くムリな話だったが、後にCPUスピードが上がってパソコン上のCPUで計算させるソフトウエアベースのものが出た。
アルティバーブは実在する空間、シドニーのオペラハウスからジャンボ・ジェット機のコクピットの響きまで、さらには先行するS-REVやDRE-S777に入ってたプリセットまでそのまま再現出来るって事で話題をさらった。確か30万くらいだったと思う。

今ではほとんどどこのメーカーでもどのソフトでもサンプリングリバーブを使えるようになった。なんと、無料のソフトまで出ている。

詳しい理論とかはネットで調べると沢山出てくる。キーワードは「サンプリングリバーブ」「IRリバーブ」「インパルスレスポンス」「畳み込み」「コンボリューション」など。たとえば技術開発を専門にやってるARIって会社のページには豊富な図解でわかりやすい説明が載っている。

 

<WAVES IR リバーブのサンプリング方法>

プリセットから読み込む場合は普通に選択するだけで誰でも出来るので自分のお気に入りのハードウエアリバーブの響きのデータをサンプリングする方法を解説する。

1)まずプロツールズ上にプルダウンメニュー、ファイル>インポート>オーディオで「Sweep 22-32k-15s」(低音から高音まで同じレベルでスィープする基準の信号)を読み込む。(通常は以下の階層にあるが検索でも可)

アプリケーション>WAVES>Waves Plug-Ins>IR1Impulses>Inverse Sweeps>Sweep 22-32k-15s 96k_24bit.wav

2)プロツールズのI/Oの任意の出力(たとえば出力の7)を選択してそこからハードウエアリバーブの入力に、ハードウエアリバーブの出力からプロツールズのI/O入力1〜4にケーブルを繋ぐ。

3)プロツールズ上に新規のモノラルトラックを4つ作成し入力を1〜4に設定、トラックの名前をLeftFront、Right Front、Left Rear、Right Rearなどにする。(略字可)

4)Sweep 信号のリージョン全体を選択、それ以外の4つのトラックを録音モードにして録音する。

 

一番上が基準のSweep 信号、その下4つがハードウェアリバーブから戻ってきた音。これは僕がよく使うお気に入りのリバーブだが、こうして見ると前後左右それぞれ違う音で戻ってきている。超低温や超高音は波形上ほとんど見えていない。

下の4つのトラックを選択し、「リージョンをファイルとしてエクスポート」を選択、マルチモノのWAVで書き出す。(AIFFだと読み込めないので必ずWAVで)

     
     

新しいモノのAUXトラックを作成し、IR1をインサート、IR1の画面上の方にあるLordから「importsweep responce from file 」を選択すると、どのフォルダのどのファイルを選択するか聞かれるのでLF、RFに相当するファイルを指定すると「Converting from sweep file 」と出てしばし待つと読み込みが終了する。

     
importsweep responce from file
LF、RFに相当するファイルを指定
Converting from sweep

 

これで響きのサンプルが読み込めたので元々のSWEEP信号をIR1に送ってその出力を録音してみた。下2つ、赤い録音Readyボタンが灯いているトラックがWAVES IR1のリバーブ、上2つが元々のハードウェアリバーブの波形。響きは相当似ている。

ちなみに一度この作業を行うと元になったファイルと同じ階層に「LF_01.wir 」ってファイルが出来る。次回からは読み込む際は「import Impuls responce from file 」でコレ1つを読み込めばOKになる。廉価版のIRLはこっちしか読み込めないので注意。

さ、これで夏でもお気に入りのリバーブが使えるようになったね!!

 

 


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