mu-s HOME / Study!!menu

□ iPhoneのマイク:iPhoneには3つもマイクが実装されている!

 

iPhoneに搭載された機能

iPhoneに搭載された機能のほとんどは直感的に理解出来るのでわざわざiPhoneユーザーガイドを見る機会は無いが
実はiPhoneには3つのマイクと2つのスピーカーが搭載されている。

従来の電話機の受話器を想像すると上の方に受話用スピーカーが、下の方に送話用マイクがあるのでは? と考えるご仁も多いハズ。 上の四角い穴が手話用スピーカー、下のホームボタンが送話用マイクだと思った人はハズレだ。

メインのマイクは左の図には見えていない底面にある。
メインじゃないマイクは左の図のカメラレンズの横に一つと、もうひとつはなんと上の四角い穴の奥に受話スピーカーと並んで設置されている。
原理をすごくラフに言うと受話器の音をそのまま拾って逆相にしてメインマイクの出力と合成する事でエコーやハウリングをキャンセルする。

カメラレンズの横のマイクはビデオやボイスメモの時は収録用に音を拾い、電話モードの時は周囲の音をキャンセルしてクリアな通話を実現している。

 

iPhoneのメインマイク&スピーカー

iPhoneのメインマイクやメインスピーカーは何処にあるかというと底面にある。
iPhone5までは底面を見るとLightning connectorの左右にメッシュがあってそこに スピーカーが2つ有ると思ってた人、ハズレです。スピーカーが片側鳴らないって修理に持ってく人もいたようですが、左側がマイク、右側がスピーカーです。iPhoneのスピーカーはモノラルです!!

iPhone6からはヘッドフォンジャックの隣にすごい小さな穴が一つだけあってそこがマイク。なんでこんなに小さいかと言うと従来は機械的な作業で作っていたコンデンサマイクをMEMSっていう半導体技術で作れる様になったので超小型で均一な高性能マイクが実現しちゃった訳。

 

iPhoneの内部

分解して見るとメインスピーカーはボタン電池くらいの大きさのスピーカーユニットから小さなホーンをへて底面から音が出る構造。さすがにスピーカーは小型化にも限度があるようだ。
ヘッドフォンの受け口とLightning connectorの間にあるのがMEMSマイクのユニットでマイクカプセルと増幅部が一体になっててこの大きさ。iPhoneのMEMSがどっちかは知らないがそのままデジタルで出力するタイプもある。

 

受話部分内部

耳に当てる部分にある一文字の切れ目の奥に受話用のスピーカーとマイクがある。

上の写真の銀色のボタン電池みたいなのがスピーカー、下の写真の銅色の四角いのがマイクユニットでその上の黒い部分にある小さな点みたいなのがマイクの振動板の開口部。開口部は1ミリにも満たない。

 

分解画像は「自分で修理しよう.com」からお借りした。
http://iphone-nara.com/howto/iphone6-frontcamera/

 

 

□ iPhone に外部のデジタルマイクをつなぐ

昨今諸々の技術の進歩により高価なマイクや高価な録音機器を用いたプロのやり方にとらわれないでiPhoneなど常時携行してる身近な機材と安価なマイクも飛躍的進歩をとげ、そこそこの音や音空間を簡単に収録可能になってきた。レコーディングエンジニアはもはや「絶滅危惧種」。

 

iPhone + MS Mic

 

シュアー社はPAマイクの分野では超老舗。SM58やSM57が有名。そのシュアー社がiPhone用に作ったMSデジタルマイクMV88(2万円弱)は中々素晴らしい。普通にiPhone内蔵マイクでで何か録音するにはモノラルだがコイツをつなげば非圧縮の48K24bt ステレオのレコーディングがすぐに可能。無料のアプリ、シュアーMOTV(無料)をダウンロードすればコンプやリミッター、イコライザーをかけたりMSマイクの開き角を変えたりも可能。

録った音は非圧縮のWAVのままiTunesで共有したりメールで転送出来る。プロバイダーが対応しない大容量もメール転送可能。

だれでも簡単に高音質のレコーディングが出来てプロがまじめに録った音ともタメをはれる音質。

マイク:シュアー MSデジタルマイク MV88

 

iPhone + XY / MS Mic

 

ZOOM社は安価で高性能なポータブルレコーダーで有名なメーカー。iPhoneに直接つなぐマイクの分野では草分け。XYのマイクもMSのマイクも有りどちらも安価ながらマイク取り付け部分に音量調整ノブやLEDレベルメーターなどもあり使い勝手は良い。無料のアプリも中々使いやすい。

写真左:ZOOM XYデジタルマイク

写真右:ZOOM MSデジタルマイク

 

 

 

 


ご質問、お仕事の依頼などはmu-@mu-s.comまでお願いします。

mu-s HOME / Study!!menu