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□ Studio One 4:イコライザーやコンプ

第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 目次 

基礎の基礎

波形表示基礎

ZOOMと連携

Demo Song  EFXトラック  EQとComp Automation  各章の概要

イコライザーやコンプについて学ぶ

リバーブやエコーをかけるにはセンド&リターンで行うが、イコライザーやコンプはトラックそのものにインサートする。
インサート方法は簡単だ。

トラックの「インサート」の右 にある「+」をクリック、出てくるリストから PreSonus>Channnel Strip を選ぶ。
(無料版のStudio one Primeだと使えるEQはコレだけ。有料版だと「Pro EQ」や他社のアドオンEQも使える。)

「Channel Strip」は コンプレッサー/エキスパンダーとLOW CUTフィルター、3バンドのイコライザーが一つになったエフェクターなんだが、コンプはスレッショルドしかなく、 アタックは3種類から選ぶだけ。 EQも、ローシェルフとハイシェルフに ベルが1箇所という潔いエフェクター。

左から順に解説。LCってのはローカットフィルター、四角い枠内を押すとオンになる。Freqは周波数、40hzから400hzまで設定可能。つまり設定された周波数から下はカットされるって事。

その右側がダイナミクスセクションでコンプレッサー/エキスパンダーのスレッショルドを決めるつまみとその下にアタックタイムを早くするか、普通なのか、ゆっくりに設定するかを決めるスイッチがある。 コンプレッサーとは大きい音を圧縮する機能、エキスパンダーはゆっくりかかるノイズゲートみたいなもので一定以下の音量のものを減衰させる機能。一般的なコンプレッサーやリミッターの詳しい説明は別ページを参照。

真ん中のグラフ状のディスプレーが現在のEQカーブ。左側のオレンジの点が低音の周波数、右側のたくさんあるつまみの左側の上と下が対応してて、つまり106Hzから下の周波数を9.45dBブーストしている。「どこどこから下」とか「どこどこから上」をブーストするとかカットするタイプを「シェルビング」タイプと言い、このEQの場合は低音と高音は「シェルビング」で固定。真ん中あたりの緑の点、右側のつまみ群の左から2つ目の上下「Mid」、920Hzを3.38dBブーストしている。このように山のようなシェイプでブーストやカットを行うタイプを「ベル」または「Peaking」タイプと呼ぶ、右下にある「Adapt Q」の左側の黒い四角をクリックするとEQのQ幅を自動で設定してくれる。 ブースト/カット値が大きいほどQ幅は自動的に狭くなる。右側の青の点が高音。数値は7.29KHzを10.57dBブースト、Highのつまみを回せば変わるのはもちろんだが青の点をクリップして直接動かせる。(オレンジや緑も) つまり周波数や増減をEQカーブの画面で直接いじれる。

右上にあるGainつまみはEQした後の音量を増減出来る。 その下の「Auto」はオンにするとどんなにブーストやカットをしていてもEQした後の音量を入力した音量にそろえてくれるという超便利な機能。

一番上の右のXのちょい左にある画鋲マークをクリックすると(オンになると水色) 次の何かをインサートしてもこの画像をそのまま表示させておける。たとえばEQを2段がけにしたいとか、一応キープして別のトライをしたい時は重宝する。

 

有料版のStudio oneだと5バンドのパラメトリックEQとLow Cutと High Cutのフィルタ、さらにリアルタイムスペクトラム表示のついたProEQが使用できる。 低音域と高音域は「シェルビング」と「Peaking」を選択可、フィルターの減衰量も設定可、5バンド個別にオンオフも可能。

ProToolsを含め多くのDAWでは5バンドのパラメトリックEQとLow Cutと High Cutのフィルタっていう構成のEQが採用されている。細かい音創りにはパラメトリックイコライザーが自由度が大きい。

iPhoneなど音楽再生系EQアプリのほとんどはバンド数の少ないグラフィックイコライザー。自由度は少ないが素人には直感的にわかりやすい。

一般的なイコライザーの種類や使い方は別に解説ページを作ったのでそっちを参照の事。 


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