□ Studio One 4:超簡単マニュアル
「Studio one 超入門、第一章:オーディオトラックを1つ作って録音して再生してみる。」
第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 目次 波形表示基礎 Demo Song EFXトラック EQとComp Automation 各章の概要
□Studio One 4って何? シングル・ウインドウのインターフェースにより直感的でスピーディーな音楽制作が可能で音が良いと評判の64BitDAWソフト。
・ProToolsと違いインターフェィスのメーカーによる録音チャンネル数の制限が無い。
(ProToolsはAVID以外のインターフェィスだと最大32chまでしか同時録音できない。)・パソコン本体にオーソライズが可能なためiLokなど外部ディバイスを接続する必要がない。
・DDPファイルの作成も可能なのでマスタリングも可能。
・上位バージョンではオーディオをコードトラックにドラッグするだけでコードを検出してくれる。
などなど数々のメリットを有する。
□初期設定 Studio one 4 :超簡単マニュアルなので、何はともあれ実際にやってみる。
1)インターフェィスも何もつながないで立ち上げてみる。(アプリケーションフォルダー内にあるStudio One 4をクリック)
プラグインやらいろんな物が読み込まれたのち初期画面が表示される。
まずは音の出入り口を設定する。 スタートアップ画面、中央、下の方にある「オーディオディバイスを設定」をクリック。
環境設定(プリファレンス)の画面が現れる。ここで再生ディバイス、録音ディバイスの設定を行う。
上の画面だと再生ディバイスは会議アプリのZOOMと共用の設定。ココをクリックすると現在使用可能な再生ディバイスが現れる。
ZOOMを使ってない時なら「内蔵出力」」を選ぶ。
レコーディングディバイスは内蔵マイク。出来ればせめてiPhone用のヘッドセットくらいはつないどこう。ディバイスブロックサイズ、これはProToolsで言うところのハードウェアバッファサイズの事。バッファサイズ(Buffer Size)はコンピュータの処理が間に合わなくなって問題が発生してしまうのを防ぐために、データを一時的に蓄えておくのに割り当てる一時記憶メモリーのサイズ。小さくすれば安定性は低くなるがレイテンシーは少なくなる。大きくすれば安定性は増すがレイテンシーが大きくなる。
レイテンシーとは音の遅れの事。録音する音がズレるわけでは無いが録音中の音を聞く際に音が遅れる。ソフトウエアシンセを使用する際は鍵盤を押してから音が出る時間が遅れる。ほとんどの人は音が15ミリ(15/1000)秒遅れると遅れを感知できるので512サンプルくらいが落とし所。48kのサンプリングレートで512サンプルなら理論値では 10.6msの遅れなんでまぁ許容範囲。ただしCPUの能力がイマイチのパソコンなら動きが不穏になるので倍の1024、ミックスの時などプラグインを山ほど使う際は最大の4096サンプルに設定する。
その下は現在の設定がどうなってるかを表示してるだけなのでスルーでOK。
右下にある「OK」をクリックする。 これで事前の準備は整った。
□新規SONG Studio oneのスタートアップ画面には 「新規ソングを作成」 「新規プロジェクトを作成」 「既存のドキュメントを開く」 の3つが並んでいる。普通に録音を始める場合は 「新規ソングを作成」 、マスタリングを行いたい場合は 「新規プロジェクトを作成」 を、既存の作業を続けたい場合は 「既存のドキュメントを開く」 をクリックする。また、最近使ったファイルは左側にLISTされ、クリックすれば開く。
「新規ソングを作成」をクリックするとさらに詳しく設定する画面がポップアップしてくる。
左側には各種用途別のテンプレートが並んでいる。音楽のスタイル別だったりインターフェィスの種類別だったりユーザーが登録したものの中から選べるが、「空のソング」を選ぶ。右側上部の「ソングタイトル」は日本語も含め自由に決めれる。
タイトルの下がどこ(SSDやHDDの階層)にSAVEするかを示しているが、前回はつながっていた(今は繋がっていない)SSDが見えてる。ここを何も変えなくても「OK」が押せてしまうし、特に問題なくトラックも作成出来る。 が、録音しようとすると「Rec Ready」ボタンは押しても赤くならないし、「SAVE」しようとすればエラーになる。エラーメッセージは「不明なエラーです (/Volumes/ExFat_500) システムは指定のファイルを見つけることができません」それはそうだ。だってそのSSDは今つないで無いし....。そもそも「OK」を押したら「記録用に指定されたディスクが見つかりません」くらいのメッセージを出してくれるのが普通だと思うが....この落とし穴!! みなさんお気をつけください。
さて、その下はサンプルレートを決めるとこ。選択肢は44.1/48/96が選べる。だがZoomなどと一緒に使う際は48k以外を選ぶと「サンプルレートはご使用のオーディオデバイス構成に合致しません。」と言われる。→映像系とご一緒の時は48kを使おう。
解像度:16ビット、24ビット、32ビットフローティングから選択可能。とりあえず24ビットに。
タイムベース:カウンターやグリッドが秒単位で動くか小説単位で動くかサンプルやフレーム単位で動くかを決める。テンポが分かってて譜面が手元にあるなら小節単位で表示するのがわかりやすいが、ライブレコーディングのようにテンポの違う曲を次々録る場合は時間表示がいいだろう。
そこから下はとりあえずパスしても問題なし。. . . . OKをポチすると以下の画面になる。
右側に並んでいるのが「ブラウザ」画面、ソフトシンセやエフェクト、ループを選んだり、ファイルやフォルダーをブラウズしたり、 Presonuse exchange や Presonuse shopからアドオンを入手したり出来る。
普通にAudioをレコーディングする際は右下のブルーになってる「ブラウズ」をクリックする。ブラウザのリストが消えてタイムライン領域が広くなる。下の画面のタイムラインは小節表示。
左下のカウンターの下に表示されてる「小節」をクリックすると選択肢が現れ、秒表示やタイムコード表示にに変更も可能。同じ列の右側にテンポや拍子が表示されていてここも変更可。
下の段、右から2つ目の「ミックス」をクリックする。
下の段、右から2つ目の「ミックス」が水色。まだトラックが何も作られてないのでイメージしにくいが、上部がタイムライン、下部がミキサー画面となる。左下に水色になってる2箇所は水色をクリックして消えてもらう。
で、トラックを作る前にI/O セットアップを確認する。左側 中段の「I/O」をクリック。
現在、入力は内蔵マイク(iPhone用のヘッドセットが刺さっていても表示は内蔵マイク)設定になっていて、Input1、input2がStudio oneの入力 1 に行くようにパッチされている。声を出すと青いレベルメーターが振れる。
もしこの時点でレベルメーターが振れなかったり L R の表示がグレーアウトや何も見当たらない場合は表示されてる入力を全部消して、下の方にある「追加(ステレオ)」をクリックし、入力 1 の右側、Input1、input2との交点をクリックするとグレーの L R の表示になるので、右下の「OK」を押し、再度「I/O」をクリックしてこの画面に戻れば上図のようになる。
実はここも落とし穴、この設定だとモノラルのトラックはこの「入力1」を受けれない!! なので、「追加(モノ)」を2回押す。
結果は左側の表示、モノのMがグレーだしメーターも振れない。一度「OK」を押し、再度「I/O」をクリックしてこの画面に戻ると真ん中の表示になりメーターも振れる。モノのトラックは入力2からでも入力3からでも信号を受け取れる。右側の表示は名前を書き換えたもの。ダブルクリックしてそこが反転するので好きな名前に書き変える。
新しくトラックを作るにはプルダウンメニューの「トラック」から選択。 今回は「+ トラックを追加」を選ぶ。
どういうトラックをいくつ作ってそれはどこから信号をもらうかを設定出来る。
以下の表示だと信号は「入力2_Mono 1」からもらうモノのオーディオトラックを一つ作るっていう設定。 「OK」を押す。
やっとトラックが一つ出来たのでこの画面を解説しよう。
入力について以下に解説する。落とし穴としてはモノラルフェーダーは I/O 設定でモノラルのパッチをしたものしか受けられない。同様にステレオフェーダーはステレオのパッチだけしか受けれない。 ただし、この時点でI/O 設定を変更することは可能。
録音してみる!
まず Rec Ready を押す。 Rec Ready が赤くなり、その右側の Input Moniter が水色になる。声を出すとフェーダーの左側のレベルメーターが振れる。このメーターは入力メーターでフェーダー位置に関係なく入力レベルを表示する。
スピーカーの音量を上げすぎるとハウリングする。ヘッドセットを使うか Input Moniter を押してオフにするかでハウリングは退散する。
最下部、真ん中あたりにある地味な丸いボタンが録音ボタン。ココをワンクリックで録音がスタートする。
録音中
再生してみる
再生する時はRec ReadyをはずすかInput Moniterを外すかしてから再生ボタンを押す。
ここまでが基本中の基本!!!!
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