ハイレゾ(High Resolution)を ネット上の辞書でひくと
・高解像度のこと。
・ディスプレイ装置の解像度の場合, 640×480ピクセルを越えるもの
・オーディオ音源および再生機器の場合、音楽CDスペック以上で収録されてるもの
...etc.
ウィキペディアで(High Resolution Audio )を ひくと
音楽用CD(CD-DA)を超える音質の音楽データの総称。具体的にはサンプリング周波数および量子化ビット数のうちどちらかがCD-DAスペック(44.1kHz/16bit)を超えていればハイレゾリューションであると見なされる。
業界団体によっても定義はまちまち。JEITAによる定義、日本オーディオ協会による定義が載っているが、どちらもかなりゆるゆる。圧縮オーディオのMP3やAAC以外は、すべてハイレゾ音源?? ロスレスのFLACが偉くて非圧縮のAIFFは規格外? 定義に載ってないDSDは??
ネットによる発信って、私を含め誰でも可能。マチガイ、勘違いがあっても、あるいは意図的なウソがあっても不思議は無い。 「ウィキ」とて同様。
「サンプリング周波数」とは、アナログ to デジタル変換(AD変換)時における1秒間あたりの標本化の回数、音楽CDの場合、4万4100分の1秒毎にサンプリングしてデジタルデータに変換している。 もうひとつの「量子化ビット数」は、AD変換時のデータを何段階で表現するかを示し、ビット数で表現され、8ビットは256階調、16ビットは6万5536階調、24ビットは1677万7216階調。ビット数が大きいほどダイナミックレンジに優れた、緻密で繊細な音を再現できるって事になっているが、DSDは1ビット。
SACD(DSD)の場合は280万分の1秒毎にサンプリングしてデータに変換している。時間的な解像度では音楽CDのの64倍の高速サンプリング。収録現場ではその倍の5.6MHzやさらに倍の11.2MHzのDSDもすでに実用領域。市販品でも5.6MHzのDSDレコーディングは可能。 DSDの特徴は私の感覚でザックリ言うと「空気感をも再現、緻密で繊細な音を再現できる」
一般的にはサンプリング周波数と量子化ビット数が大きいほど音の情報量が多く、音のきめ細やかさを表現するのに有利なため、よりオリジナルに近い音を再生できるとされているが、「サンプリング周波数x量子化ビット数の総和が大きいほどよりオリジナルに近い音を再現できる」が正解なんじゃないかと思う。
ちなみにサンプリング周波数は時間軸上の解像度。 SACDは普通のCDの64倍、KORG MR2000やTASCAM DA3000ならCDの128倍 細かくサンプリングしているので時間軸上の解像度はHigh ResolutionどころかHyper Resolution と言える。
本当はわざわざ「ハイレゾ音源」って言わなくても一聴して「いい音」が理想。映像の場合、昨今の地デジの標準的な画質と旧来のアナログ放送の画質を比較したらど素人でも判別可能なほど優劣がはっきりしているが、オーディオはどうだろう? 映像のHDとSDのように誰にでも判るほどの圧倒的な違いは今の所そうそう感じられないというのが一般的な実感。
|