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□ 読めない外付けハードディスクのチェック
しばらく使わなかったハードディスクを立ち上げようとしたら....、あるいはある日突然大事なデータが入っているハードディスクが読めない....なんて話はよく聞く。実際、サーバー等で半端じゃない数のハードディスクを扱ってる友人に聞くと「そんな事はあたりまえ!ハードディスクは一定の確率で必ず壊れる。今まで一度もそんな目に遭ってなかったらただただラッキーなだけだよ」との事。 まぁ業務用のサーバーほど使ってないしぃって友人から「なんとかならんかなぁ....業者さんに20万円払うってほどのデータじゃないんだけど..実はそこそこ大事なデータで.....」ってチェックを頼まれたハードディスク、しょうがないチェックくらいはしてあげよう。
○まずはホントにハードディスク本体がおかしいのかパソコン側がおかしいのか、ケーブルがおかしいのかのチェックが必要。 →ケーブル抜いて挿し直したら復活なんて笑い話も1回や2回じゃすまない。
ちなみに今回のディスクは
○ここまでのチェックでとりあえず一度でもハードディスクが認識されたならうまいこと見えてるうちに別のハードディスクにコピーしよう。容量のでかい映像ファイルとかだとコピー中にまた不調になって永遠に読めなくなってしまう事もあるので注意が必要だ。注意点は以下の通り。
○上記チェックで一度もハードディスクが認識されない場合、ドライブ本体が壊れているのか接続インターフェィスが壊れているのかが問題で接続インターフェィスが壊れていてもドライブ本体さえ生きていればとりあえず大事なデータはなんとかなる。今回チェックを頼まれたディスクは見た目ピッカピカの新品みたいなLACIEのSATA500G、使ってる友人は多いがひどいめにあった奴も多い。僕はバックアップ用には2.5インチのLACIEをたくさん愛用しているが メインには使わない。メインはやはり超信頼出来るTAC SYSTEM製、値段は高いが幸い一度もトラブルは無い。 データが使えるかどうかチェックするにはケースを分解してドライブ本体をはずし、信頼出来るインターフェィスにつないでみる。ただしハードディスクを分解するとメーカー保証は受けられなくなるので自己責任で!
ちなみに今回のディスクは
分解したドライブ本体を信頼出来るインターフェィスに繋ぐ訳だが、出来ればFire wire 800 のインターフェィスが良い。たとえば TAC SYSTEM製外付けハードディスクをばらしてハードディスク本体を外して繋いで見るのが一番(ただしあんまし古い外付けハードディスクだと250GBまでしか認識出来なかったりするので要注意だが) とは言え最も安直なのはCENTURYの「裸属」シリーズ!! USBでつなぐってのがイマイチだがいちいちハードディスクをばらさなくてもすむ。その上2.5インチでも3.5インチでもSATAでもIDEでもつなげて9800円っていうプライスはとりあえず魅力的。パソコンが対応してればUSB3.0のも同じくらいの価格。(念のため言っておきますが私はCENTURYの回し者ではありません)
分解したSeagate製のディスク本体を裸属を使ってUSBでつないでみるとMACに外部ハードディスクが認識された。.....と言う事は壊れていたのはLACIEのインターフェィス。幸いにして記録されていたデータは読めたのでただちに別のHDにコピーした。何々、中身は?...ほほぉ、お子ちゃまの誕生シーンでしたか!!そりゃま、大事なデータですね!! そういえば我が家にも読めないポータブルディスクが....。いつもは落としても安心の耐衝撃gugged triple を買うのだがルックスの良さに魅かれてつい買ってしまったデザイナーブランド。別に落とした事は無いがこいつだけある日突然読めなくなった。USBでもFirewireでもダメ、HDが回ってる音はするので脈はある。早速分解と思ったらフラットサーフェスで露出したネジ穴も無く中々大変だ。ま、どうせ壊れてるんだから無理やり分解。インターフェィスも外してハードディスク本体だけにする。ハードディスクは僕の大好きな日立(IBM)製のSATAだった。裸属を使ってUSBでつなぐと... ワォ!!! ちゃんと読めるじゃん!! ま、僕のは単なるバックアップだからデータは読めなくてもどって事無いんだけどね。結局のところどっちもハードディスク本体は無事でインターフェィス部分が壊れていた訳だ。データはバッチリ救出可能。
....って事は、以前はハードディスク本体が壊れてデータごとアウトってのが多かったケド、最近は違うんだぁ...。ことLACIEに限って言えばインターフェィス部分が弱くてハードディスクは無事なんだね。ラッキ〜〜〜!!!! まぁCENTURYでFireWireのハードディスクケースだけ買っても中々の値段するのにそういったインターフェィス付きで2万円以下なんて破格の製品は壊れても無理は無いよね〜!友人達から相談されるトラブルディスクはたいがい2万円以下、安いねぇ〜!でも量販店で売ってる汎用のディスクは単なるバックアップ用と考えた方がいいと思うよ。 ちなみに僕がよく使ってるお奨めのハードディスクは以下、プロツールズ用には絶対の信頼性TAC SYSTEM製外付けハードディスク、約30台持ってる(トラブルはゼロ)。旅に持ってくバックアップ用はLACIEの耐衝撃gugged triple、10台くらい実戦配備 。外スタでの移動用の起動ディスクとして重宝していたYANOのメタルジャケット、4台持ってるけどもうディスコン。こいつも耐衝撃タイプながらスタイリッシュ。残念!!!
外したハードディスク、今回は壊れてたのはインターフェィス部分だからハードディスク本体は再利用も可能。USB用のハードディスクケースなら安いけどファイヤーワィヤー接続が可能なケースは12000円くらいする。割高なので500G以下のハードディスクならベアドライブごとバックアップとしてとっといて、わざわざケースに入れての再利用は諦めた方がいい。今回頼まれたのは500Gだったのと用途が映像編集に使ってたみたいなのでファイヤーワイヤーのケースを買って実装してみた。 このままでも使用可能だがせっかく別のディスクにバックアップしたんだからディスクユーティリティで初期化してパーテーション分けて、片方のパーテーションにはバックアップからデータをコピーして、新しい作業はもう片方のパーテーションでやればサクサク動くよ〜。
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